僧侶の心得
12月6日より次女が得度のため西山別院で習礼を受けている。今が一番しんどいときだろう。日頃、正座には慣れていない者がどうなっているのか。私も今から数十年前得度習礼を受けたことがある。
今から思えばよい想い出となり、当寺の事はいまでも忘れることができない。中身の濃い11日間だった。あれほど真剣に正信偈の練習をしたことはその後ない。朝から夜遅くまでビッシリやらねばならないことがあり大変だった。でも班の仲間と乗り越えた西山別院での11日間は楽しくもあった。いま改めて僧侶の心得を読んでみると
一 終身僧侶の本文を守り勉学布教を怠らないこと。
一 和合を旨とし、宗門の秩序をみださないこと。
一 言動を慎み、道徳を守り、宗門の体面を汚さないこと。
と書かれている。これを読むかぎりでは僧侶の心得とはかなりハードルが高い気がする。ただ暗記し、その時の試験にパスしてきただけの私には厳しいものがある。